ツノダNEWS

ツノダNEWS 日々のお知らせや人事労務関連トピックスを配信します
ブログやFacebookもぜひご覧ください!

2019.05.22

お知らせ 法律改正 70歳定年 努力義務化か 三鷹市・武蔵野市・西東京市・小平市の社会保険労務士

70歳定年 努力義務化か 三鷹市・武蔵野市・西東京市・小平市の社会保険労務士
===========================
70歳まで就業 努力義務化か?

先日、首相官邸で開らかれた未来投資会議で、希望する人が70歳まで働ける機会を確保することを企業の努力義務とする方針が提示されました。

「人生100年時代を見据えた 多様な就労・社会参加の実現に向けて」

高齢化の一層の進展、現役世代の急減という2040年の人口構造に対応し、我が国の成長力を確保する ためにも、より多くの人が意欲や能力に応じて社会の担い手としてより長く活躍できる環境整備が必要。 →個々の高齢者の多様性を踏まえ、従来の65歳までの雇用確保措置に加え、様々な就業や社会参加の形態も含 めて、70歳までの就業機会の確保を図り、その活躍を促進する。

70歳定年(努力義務)

個々の高齢者の能力・事情に応じた活躍を図るため、70歳までの制度は、従来の雇用確保措置に加えて、企業が採りうる選択肢を拡大する。
①定年廃止
②70歳までの定年延長
③継続雇用制度導入(現行65歳までの制度と同様、子会社・関連会社での継続雇用を含む)
④グループ企業以外への再就職実現
⑤フリーランス契約 ※企業が支援を行う
⑥起業実現 ※企業が支援を行う
⑦社会貢献活動への従事 ※企業が支援を行う

上記の7つの選択肢の中から、労使での十分な話し合いの上で企業は多様な選択肢の中から採用する措置を提示し、個々の高齢者との相談を経て適用(65歳までの継続雇用は義務。70歳までは努力義務)


「人生100年時代」を展望すると、「より多くの人が、これまでより長く多様な形で働く社会」、「高齢期が長期化する社会」 へと変化。 このような変化を踏まえて、人生100年時代に向けた年金制度改革に取り組む。

・基本的な考え方
「より長く多様な形となる就労の変化を年金制度に取り込み、長期化する高齢期の経済基盤を充実」

・改革の2つの柱
①「多様な就労を年金制度に取り込む被用者保険の適用拡大」
・ 各種要件の見直し 【現行:週20時間以上就労、月額賃金8.8万円以上、従業員501人以上等】

②「就労期の長期化による年金水準の充実」
・ 就労・制度加入と年金受給の時期や組合せの選択肢の拡大
・ 就労に中立的かつ公平性にも留意した在職老齢年金制度等の見直し
・ 私的年金の加入可能年齢等の見直し

会社に対しては一律に70歳までの雇用を義務付けられると、業種による健康・安全面での差異や人件費的にも負担増になるとの懸念があることから、政府は努力義務としたようです。ただし、将来的には義務化される可能性もあるのではないかと思われます。
またそれにあわせて社会保険の加入範囲の拡大も検討しているようです。

================

ツノダ人事多摩オフィスは三鷹市・武蔵野市・西東京市・小平市・府中市などの近隣エリアはもちろんのこと、立川市など中央線沿線の武蔵野・多摩エリア全域や、都内23区内に対応しています。労働問題、人事トラブルは特定社会保険労務士資格のあるツノダ人事にお任せください。

固定残業代(みなし残業代)導入、固定残業代の適性化のお手伝いはもちろんのこと、給与計算代行、給与計算アウトソーシングなど、お困りのことがございましたらお気軽にツノダ人事までお問い合わせください。

ページトップに戻る