人事労務Q&A

人事労務Q&A 「こんなときどうするの?」「何からしたらいいの?」
よくいただくご質問、お悩みをQ&A形式でご紹介します

  • すべて
  • 給与計算
  • 社会保険
  • 就業規則
  • 労働問題

労働問題

ストレスチェック制度を会社でスタートさせるには何から始めるべきですか

実際に会社でストレスチェック制度を実施するための実施体制作りとしては、まず「実施者」と「実施事務従事者」を決めることからスタートします。

Q ストレスチェック制度を会社でスタートさせるには

A 実際に会社でストレスチェック制度を実施するための実施体制作りとしては、まず「実施者」と「実施事務従事者」を決めることからスタートします。


50名以上の従業員のいる職場はストレスチェック制度の対象となるため平成28年11月30日までに1回はストレスチェックを実施する必要があります。これは安全衛生法での規程で会社の義務となっています。

実際に会社でストレスチェック制度を実施するための実施体制作りとしては、まず「実施者」と「実施事務従事者」を決めることからスタートします。

●ストレスチェックの「実施者」
医師または保健師や精神保健福祉士

ストレスチェックは、経営者や人事部などで人事権(人事部長など)がある方は実施者にはなれません。また、医学的な個人情報を取り扱うことから、実施者となれるのは、法令で定められた医師(産業医)、保健師、精神保健福祉士等の資格者に限定されます。

そのため原則としては職場環境を知っている会社の産業医が「実施者」になることが望ましいでしょう。また労働基準監督署への報告義務である、ストレスチェックの実施報告書には会社産業医の記名・捺印も必要となるため、この点を考慮してもまずは会社産業医にお願いするのがベストではないでしょうか。

この「実施者」の役割として規定されているものは3つあります。

①調査票の選定(委託先業者の選定など)について医学的見地から意見を述べること

②ストレスの程度の評価方法および高ストレス者の選定基準の決定について、医学的見地から意見を述べること

③結果を評価し、高ストレス者かどうか(面接指導を受ける必要があるか否か)かどうか確認すること

なお、医師(産業医)は、高ストレス者のうち希望者でかつ事業主に申出をした従業員を対象に、就業上の措置(残業禁止や休職等)を含む面接指導を実施することになります。


上記の「実施者=医者・産業医」の役割としてはあくまで医学的な分野での役割が求められており、事務的な作業までは求められていません。また「実施者=医者・産業医」によっては事務的な部分はやらない(やれない)、または別料金とするところが多いでしょう。

ではストレスチェックの調査票の配布や回収、集まった調査票の集計や入力など一連の事務作業は、誰がやることになるのでしょう。



●ストレスチェックの「実施事務従事者」
会社の人事権を持たない人事担当者や外部委託(ストレスチェック業者やツノダ人事多摩オフィスなどの社会保険労務士)も可能です。

産業医や保健師などの「実施者」の実務的・事務的な部分での補助を行うことができる「実施事務従事者」を会社は従業員等から指名することができます。

実施事務従事者の主な業務は、調査票の回収や実施者との連携などの事務作業を行います。
なお、ストレスチェックの結果などの個人情報を漏えいした場合、責任は重大であることから、人選は慎重に行うべきです。

================

お客様が離れてしまってからでは手遅れです。
小売業・飲食業・サービス業・医療介護など従業員の質が業績を左右する事業では、労働問題、労務トラブルは問題が深刻化する前に、できるだけ早い段階でご相談いただくのがベストです。
まずはツノダ人事まで「お問い合わせフォーム」かお電話にてお気軽にご相談ください。
三鷹市、武蔵野市、立川市、昭島市、福生市などJR中央線・青梅線沿線の武蔵野・多摩エリア全域はもちろん、中央線沿線の国分寺・吉祥寺から世田谷区・杉並区・新宿・渋谷・品川などの東京都内23区内にも対応致します。

関連キーワード:keyword
  • ストレスチェック制度 ストレスチェックテスト メンタルヘルス対策 ストレスチェック実施者 ストレスチェック実施事務従事者 労働問題 人事トラブル 給与計算 社会保険手続き 人事評価制度 賃金制度 就業規則作成 社会保険労務士 特定社会保険労務士 小売業 飲食業 サービス業 医療介護 三鷹市 武蔵野市 立川市 福生市 昭島市 立川市 国分寺 吉祥寺 新宿 渋谷 品川 中央線沿線 青梅線沿線 社会保険労務士事務所 ツノダ人事多摩オフィス 給与計算アウトソーシング 社会保険手続きアウトソーシング

ページトップに戻る